安全帯は仕事に合ったものを選んで、正しく着用しよう!

安全帯は仕事に合ったものを選んで、正しく着用しよう!

高所作業で安全帯を付けるのはどうして?

安全帯は高所作業をするにあたっては欠かせない保護具となっています。そもそも安全帯を付ける理由としては、高所から万が一転落してしまった場合、その時の災害リスクを極限にまで小さくすることにあります。

また、作業員が2m以上の高さでの作業を行なう場合、日本の法令で墜落などの事故の防止策をとる事を事業者に義務付けられています。労働安全衛生法第518条第2項には、高所作業で作業床を設置する事が困難である場合には、防網を張ったうえで、作業を行なう労働者に安全帯などの安全保護具を使用させるなど、墜落による労働者へのリスクを予防するための処置を講じなければならない、という事が記されています。

例え、高所作業に慣れているベテランであったとしても、思い込みや考えごとなどによるヒューマンエラーが原因で墜落してしまう事もあり得るため、安全帯による保護は土木工事、建築工事、電気工事の作業者にとっては必須の存在といえます。実際に安全帯を付けていたおかげで命が助かった事例が複数あり、例えば高所で消火のための放水試験を行っていた最中、放水していた作業者がホースに振り出されてしまい、墜落したものの安全帯を付けていたおかげで助かったというケースもあります。

安全帯の選び方について

高所作業をする方にとっては自分自身の命に関わる問題であるため、安全帯の選び方は特に重視しなければなりません。

作業をする現場によっては安全帯を2つ掛けしていなければ、作業許可が出ない場合もあります。安全帯には胴ベルト式やフルハーネス式などの種類がありますが、最も日本で使用率が高いのが胴ベルト式であり、ベルト部分にランヤードを装着したシンプルな構造の安全帯です。

基本的には、上部から吊るされているランヤードを背中に付けて、自由に動いて作業が出来るようにするのが一般的です。主に、飛行機の機体上部や翼の上における清掃作業をする場合や、大型タンクローリーに給油をする際に使用したりします。

一方、フルハーネス式は、胴ベルト式とは違って全身を保護しつつ、墜落を防止するタイプのものであり、落下した際に胸部や腿部に掛かってしまう衝撃を吸収してくれる構造になっています。日本とは規格の違う米国やEUでは、このフルハーネス式の安全帯が標準的な保護具に指定されていますが、日本においても今後は普及すると考えられています。胴ベルト式とは違って、かなりの長時間、高所作業を行なう労働者には特にこのフルハーネス式の安全帯が望ましいでしょう。

安全帯を正しく付けるコツは?

安全帯は墜落防止の保護具として非常に有効であるものの、間違った装着方法をしてしまうと大けがにつながる恐れもあります。

まず、安全帯のベルトが正しく自分のバックルに通っているかどうかの確認を行い、この時にベルトは腰骨の上部分で締めておくようにします。

万が一墜落してしまった場合、装着する位置がずれてしまうと、墜落時の衝撃で背骨が折れてしまう危険性があります。そのため、装着部分はあくまで巻取り器、もしくはD環の位置を体の横や斜め後ろにくるようにしておきましょう。

また、安全帯のロープを取り付ける位置が、切れやすい構造部分と接触しないかを確認しておきます。これを怠ってしまうと、墜落時にロープ部分が構造部分と接触して切断されてしまう危険性があり、落下する可能性があるためです。

これに加えて、墜落時にはロープに結ばれているため、振り子状態になってしまいます。振り子状態になった際に、他の構造物と体がぶつからないような位置に取り付ける事も重要です。

また、安全帯は一度墜落防止に遭遇してしまった場合には、強度の劣化が生じている可能性もあり、外部からでは劣化を判断できない事から、定期的に新品への交換を行うようにしましょう。

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