ゴム手袋の上手な洗い方
ゴム手袋は手を守るための便利なアイテムです。ゴム手袋は使うごとにどんどん硬くなってしまいます。どうしても使えば劣化してしまうのは仕方ありませんが、丁寧に扱えば長く愛用することができます。
ゴム手袋が傷む原因1つは、使用後の汚れをそのまました状態で保管しておくことです。特に気をつけなければならないのが、漂白剤などの強い洗剤を使った後、洗剤を流さずに放置してしまうことです。ゴムが劣化してしまうだけではなく、ゴムに穴があいてしまう事があります。そのため、使い終わったら手洗いせっけんや台所洗剤でゴム手袋を洗い、丁寧に流すように心がけましょう。手にはめたまま洗えば簡単に洗うことが出来ます。
脂汚れなどが気になる時は熱めのお湯で洗うと簡単に落ちますが、あまり高温ですとゴム手袋自体の傷みの原因となってしまいますので避けましょう。
洗ったあとのゴム手袋は、手を拭くのと同じようにざっと水気を切って、室内の風通しの良いところに吊るして乾かすのが一番です。便利だからと、シンクなどに使い終わって濡れた状態でかけておくと、カビが生える原因にもなります。直射日光が当たる場所に吊るすことも、素材の傷みにつながりますので、気をつけましょう。
ゴム手袋の内側を上手に裏返すコツは?
ゴム手袋で一番汚れてしまう部分は、ゴム手袋の内側です。外側は洗剤で洗いやすいこともあり綺麗なのですが、内側は手と密着していることから少しずつ汚れていきます。手から出た皮脂がゴム手袋の内側に付着してしまうので、綺麗に手を洗ったとしても、ゴム手袋の内側はどんどん汚れてきます。皮脂汚れから細菌などが発生して、嫌な臭いの原因にもなってきてしまいます。そのため、ゴム手袋使用後は、外側だけでなく内側までこまめに洗いましょう。気になる臭い対策だけでなく、ゴム手袋を長持ちさせることができます。
ゴム手袋の内側をキレイに洗うためには、手袋を裏返して洗うことがベストです。しかし、ごわごわしたゴム手袋を指先まで上手に裏返すことができず、きちんと洗えなかったという経験はないでしょうか?ゴム手袋を裏返すコツとしては、ざっと裏返したら手を入れる場所に口をつけて、ぷっと風船を膨らますように空気を入れます。びっくりするくらい指先まで綺麗に裏返りますので、それで外側を洗う時のように手にはめて内側を洗って下さい。
内側の汚れの多くは皮脂汚れなので、手洗い石けんで十分綺麗に汚れが落ちるものの、臭いが発生した場合、石けんだけでは対応できないこともあります。そんな時は、時は除菌も兼ねて熱湯を使って洗ってみてもいいでしょう。
洗った後は、風通し良い場所で陰干ししておけば臭いも気にならなくなってきます。
ゴム手袋を乾燥させた後は、裏返した時と同じように空気を吹き込んで戻します。
内側まで上手に乾かす方法とは?
ゴム手袋の外側は自然乾燥でも簡単に乾くのに対し、内側は吊るしておくだけでは内側に湿気がこもってしまって、うまく乾燥させる
ことが難しいです。
しっかり手洗いした後、手の水分をきれいにふき取ったとしても、ゴム手袋でお湯を扱うと中が蒸れ蒸れになってしまいます。そのたびに、ゴム手袋を裏返して洗うことが一番なのですが、そこまでケアできない場合は、ゴム手袋の入り口を広げて、内側に風が通るようこまめに乾燥させましょう。
また、普段からゴム手袋を使う時は素手で直につけるのではなくて、一枚別の布手袋などをつけるようにすると、布が手から出る汗を吸収してくれるので、内側に湿気がこもりにくくはなります。
使用後のゴム手袋は、使ったら干すクセをつけておいて、日頃から乾かすことを習慣にしておけば次に使う時に気持ち良く使うことができます。
ゴム手袋を干す時間がない場合は、アルコールスプレーをゴム手袋の内側に拭きかけておきましょう。アルコールは蒸発する時に、周囲の水分も一緒に飛ばしてくれるので、自然乾燥よりも早く乾きます。さらに、アルコールを使うことで、ゴム手袋への除菌効果も期待できますので、内側の臭い対策にもぴったりです。