太めの人が空調服®を着ると涼しい理由
太っている人は汗をかきやすいため、空調服®(ファン付き作業着)の涼しさを最大限に実感できます。
「汗っかき」と言うと、人によってはコンプレックスに感じるかもしれません。
しかし、大量の汗は空調服®を着る場面では有利に働きます。
なぜなら、空調服®は汗を乾かす気化熱を利用して、清涼感を得るものだからです。
気化熱とは水分が蒸発する際に必要な熱のことで、周囲の熱を奪う性質を持っています。
空調服®は、ファンから取り込んだ外気を服の中に送ることで汗を乾かし、その際に発生する気化熱の性質を利用して、体温を下げる仕組みです。
そのため、汗をかいていない状態で空調服®を着ても、涼しさを感じることはできません。
空調服®の効果を実感するには汗が必要不可欠であり、汗をたくさんかく太った人ほど、空調服®の涼しさを体感できるということです。
中には「太っていることと汗っかきなことはイコールではない」と考える人もいるかもしれません。
ですが、太った人が蓄えている皮下脂肪が熱を放出しにくいことは、医学的にも証明されています。
「肥満体質の人は暑がり」と言われる理由も、この皮下脂肪が熱の放出を拒み体温を上昇させているためです。
つまり、痩せた人と太った人とでは、太った人のほうが体に熱をため込み体温上昇しやすいため、暑く感じたり汗をかきやすくなったりします。
そしてその汗っかきという太った人の特徴は、汗の気化熱を用いる空調服®の仕組みとマッチするのです。
サイズ選びで変わる空調服®の涼しさ
空調服®(ファン付き作業着)には、数は多くないですが、6L・7L・8Lなどの大きいサイズもあります。
空調服®を購入する際は自分にぴったりなサイズ、または1サイズ大きめが適切なサイズです。
太った人は適切なサイズの商品を探す手間を惜しんで、小さめサイズの空調服®を選んでしまうことも珍しくありません。
ですが、空調服®のサイズは着用後の涼しさに大きく影響するため、必ず自分に適切なサイズを選びましょう。
空調服®のサイズと涼しさが関係する理由は、空調服®の中を流れる風の仕組みにあります。
肌と服の間に風を流し、その風を利用して汗を乾かす空調服®は、風が通過できるだけのゆとりがなくてはいけません。
十分なゆとりがなければ風の流れが滞り、汗を乾かすことも風を利用して肌表面の温度を下げることもできないためです。
1サイズ大きめでも適切なサイズとされているのも、このゆとりを多く得ることが目的です。
そのため、なかなか自分に合うサイズの空調服®が見つからなくても、決して妥協してはいけません。
暑い夏を快適に過ごすためにも、空調服®のサイズはこだわって選ぶことが大切です。
実店舗に在庫がなくても、インターネットのお店では3L以上の空調服®も多数販売されているので、ぜひ探してみてください。