「作業着に油汚れが付着してしまったけど、洗濯機で洗っていいの?」
油汚れはとてもしつこいので、作業着に付着すると困ってしまいますよね。
結論から言うと、作業着の油汚れは、洗濯機で洗うことができるので安心してください。ただし、キレイに仕上げるには、ちょっとしたコツがあります。
そこでこの記事では、作業着の油汚れを洗濯機で洗う手順や油ジミをスッキリ落とすための注意点などについて詳しくご紹介しましょう。一度知っておくと役に立つ内容ですから、ぜひ読んでみてください。
作業着の油汚れを洗濯機で洗う手順
作業着の油汚れを洗濯機で洗う手順を、主なステップに沿って見ていきましょう。
1.油汚れの部分に専用洗剤を塗布して揉み込む
最初に、作業着の油汚れの部分に専用洗剤を塗布して揉み込みましょう。油汚れは、繊維の奥深くまで浸み込んでいることが多いため、洗濯機で洗うだけでは、キレイに落とすことが難しいからです。
あらかじめ、専用洗剤を揉み込んで油汚れとなじませておくことで、キレイに落としやすくなります。油汚れ全体に行き渡るよう、しっかりなじませましょう。
2.40~60度のお湯に1~2時間程度つけ置きする
次に、大きめのバケツや洗面器に40~60度のお湯を入れ、1~2時間程度つけ置きしましょう。お湯でつけ置きすることで、固まった油汚れがお湯の熱によって柔らかくなり、より汚れ落ちがよくなります。
また、時間を置くことで、洗剤成分が繊維の奥までよくなじみ、さらにスッキリと洗いあげることができます。
3.洗濯機に入れて洗濯する
つけ置きが終わったら、つけ置き後の作業着をそのまま洗濯機に入れて洗濯してください。ほかの洗濯物とは分けて、単独で洗うようにしてください。
すでにつけ置きしているので、特に洗濯時間やすすぎ時間を長くしたり、新たに洗剤を投入したりする必要はありません。脱水は、軽めにしておくとシワが残りにくく、作業服にも負担がかかりません。
4.洗濯後は油汚れが落ちたか確認してから陰干しする
洗濯後は、油汚れが落ちたか確認しましょう。キレイに落ちたことが確認できたら、軽く形を整えて陰干ししてください。
もしも、油汚れが完全に落ちていなかったら、再度ご紹介した手順を繰り返してみてもよいでしょう。ただし、作業服に負担がかかりやすいので注意が必要です。
作業服の油汚れを洗濯機で洗うときの注意点
作業服の油汚れを洗濯機で洗うときには、いくつか注意しておきたい点があります。
「手洗い」表示がある場合は手洗いのみで洗う
作業服の油汚れを洗濯機で洗う前に、洗濯表示を確認してください。もしも「手洗い」の表示があったら、デリケートな素材であると判断できるため、洗濯機で洗うのはおすすめできません。
無理をして洗濯機で洗ってしまうと、たとえ油汚れを落とすことができても、大切な作業着が傷んでしまう可能性があるので、やめておきましょう。
ほかの洗濯物とは分けて洗う
作業着の油汚れを洗濯機で洗う場合、ほかの洗濯物とは分けることがおすすめです。ほかの洗濯物と一緒に洗うと、作業着の油汚れが移ってしまうことがあります。
面倒でも、油汚れが付着した作業服は、単体で洗うのが一番です。また、洗濯後の洗濯槽をチェックし、汚れていたらキレイに掃除してから通常の洗濯物を洗うようにするとよいでしょう。
必要以上に洗濯時間やすすぎ時間を長くしない
油汚れを落としたいからといって、必要以上に洗濯時間やすすぎ時間を長くしないようにしましょう。作業着に負担がかかって、傷んでしまう原因になります。
この記事でご紹介したとおり、油汚れの専用洗剤を揉み込んでなじませてつけ置きしてから洗濯機で普段と同様に洗うようにし、作業着に余分な負担を掛けないようにしましょう。
汚れ落ちが悪い場合はクリーニングや買い替えがおすすめ
作業着の油汚れをご紹介したやり方で洗っても、汚れ落ちが悪いことがあります。この場合、クリーニングに出してみることを検討してみましょう。
なお、油汚れでも、付着してから時間が経過している、厨房などで高温の油汚れが付着したといった場合は、どんな方法でも汚れが完全に落ちないことがあります。油汚れが落ちない作業服は寿命を迎えたと判断し、買い替えるのが一番です。
まとめ
作業着の油汚れは、洗濯機で洗うことができます。キレイに落とすには、専用洗剤を塗布して揉み込んで汚れとなじませた後、つけ置きしてから洗濯機で洗うとよいでしょう。
ただし、油汚れはしつこいので、ご紹介した手順で洗濯しても落としきれないことがあります。その場合は、クリーニングに出すのも一つの方法ですが、寿命と考えて作業服を買い替えるのもおすすめです。
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