作業現場によっては、長袖作業着の着用を義務付けられていることも少なくありません。
しかし、夏場や炎天下で作業をする場合、暑さから袖まくりをしてしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、作業着の袖まくりはNGなのか、夏場の長袖作業の対処法について解説します。
本記事を読めば、長袖の作業服でも安全に涼しく作業ができるようになるでしょう。
作業着の袖まくりがNGな理由
作業着の袖まくりが禁止されている場合、以下の理由が考えられます。
● 肌の露出は事故・ケガのリスクを高める
● 衛生管理徹底のため
● 社内のルールで禁止されている
では、それぞれの理由についてみていきましょう。
肌の露出は事故・ケガのリスクを高める
作業現場において、袖まくりによる肌の露出は事故・ケガのリスクを高めます。
長袖によって腕部分が守られている状態なので、袖をまくってしまうと安全性が欠如するので危険です。
衛生管理徹底のため
肌に付着した汚れや菌を別現場や製造品に付着させない目的のために作業着の袖まくりを禁止している場合もあります。
特に食品・化粧品・薬品といった製造業では、厳重な衛生管理のもとで作業が行われているため、袖まくりはNGです。
社内のルールで禁止されている
安全面や衛生面といった理由をふまえ、社内で袖まくりをしてはいけないという規則やルールを設けているところもあるでしょう。
規定・ルールでNGだとされている以上は、規則違反となってしまわないよう注意すべきです。
夏場の長袖作業の対処法
作業着の袖まくりがNGとはいえ、夏場や暑い現場での作業は辛いものです。
そこで、長袖作業時の暑さ対策についていくつかご紹介します。
ぜひ取り入れて、できるだけ涼しい環境で作業を行いましょう。
涼しい作業服を着用する
まず絶対にしておくべき対処法が、涼しい作業服を着用する点です。
最近では、「ファン付き空調服®」や「冷感インナー」といったアイテムが販売されています。
ファン付き空調服®は、その名の通り作業着にファンがついており、熱気を逃してくれるものです。
冷感インナーは、触るとひんやりと冷たい触感を与える素材を使用しています。
こうした清涼アイテムは、暑くなる現場においては必須といえるでしょう。
こまめな休息をとる
こまめな休息をとるのも暑さ対策の1つです。
身体を動かし続けると、体内で熱を産生するので、気温と相まって暑くなります。
そのため、こまめな休息をとって体内熱を下げる方法を取り入れましょう。
休憩時には袖まくりをしても作業をしているわけではないので問題ない場合が多いです。
また、水分補給や涼しい場所で休息など、できる限り涼しくなるような対策も行っていきましょう。
作業着の袖はそのままで安全に作業をしよう
作業着は袖まくりをせず、長袖のままで業務にあたるのが基本です。
袖まくりをすると事故・ケガのリスクを高め、業務に支障をきたす可能性があるでしょう。
もし長袖での作業が暑いなら、「ファン付き空調服®」や「冷感インナー」といった涼しい作業服の着用がおすすめです。
それ以外の対処法とあわせて、ぜひ暑い季節および現場を乗り切っていきましょう。