寒い季節や悪天候時の屋外作業では、暖かい作業着を着用して防寒対策をするのがおすすめです。
暖かい作業着の素材や種類を知っておくと、適切に選ぶことができるでしょう。
そこで今回は、暖かい作業着の選び方として、素材や種類のおすすめについて解説します。
暖かい作業着の選び方は素材や種類が重要
暖かい作業着と一言でいっても、使用されている素材が異なります。
また、どのような種類の防寒着を選ぶのかによっても、動きやすさや快適さも変わってくるでしょう。
だからこそ、この機会に素材や種類について理解し、適切な作業着を選べるようになってください。
暖かい作業着で用いられる素材
暖かい作業着で用いられる素材としては、主に以下の4つです。
● ナイロン
● ポリエステル
● 綿(コットン)
● ウール
では、それぞれの素材についてみていきましょう。
ナイロン
ナイロンは軽量で耐久性に優れているため、防寒着として用いられる場合が多い素材です。
防水性もあるので、雨や風をしのぐウィンドブレーカーやカッパなど、軽防寒着の素材に採用されます。
ポリエステル
ポリエステルは耐久性と保温性のある素材で、裏地に使用されるケースが多い素材です。
ナイロンと同様に軽量で速乾性もあるため、蒸れによる不快感を緩和してくれる性質もあります。
綿(コットン)
綿(コットン)は通気性が高く肌触りのよい素材です。
吸湿性が高く汗を吸収してくれる反面、乾きづらいデメリットがあるため、汗を大量にかくような場面では、吸汗速乾性の高いインナーの上に重ね着するなど、工夫して着用するといいかもしれません。
ウール
ウールは優れた保温性・吸湿性をもち、防寒着として重宝されている素材です。
繊維が縮れているため空気を留めておく性質があり、体温で暖められた空気を逃しにくい点が防寒に効果があります。
暖かい作業着の種類
暖かい作業着の種類としては、以下の4つを覚えておきましょう。
● コート
● ジャケット
● ブルゾン
● パンツ・タイツ
どの種類が自分に合うか考えながら読み進めてください。
コート
最も暖かい防寒着はコートです。
保温性の高い素材を使用しているので、寒冷地や冷凍庫内作業に適しています。
ただし、他の暖かい作業着と比べると動きにくさがあるため、精密な作業や身体をよく動かす作業の場合には不向きです。
ジャケット
動きやすさと保温性の高さを考慮すると、作業着としてはジャケットが最も有能です。
作業着としてのジャケットは伸縮性のある素材も採用している場合が多く、暖かいだけでなく動きの妨げになることも少ない利点があります。
ブルゾン
カジュアル感覚で防寒対策をしたいならブルゾンを検討するとよいかもしれません。
ブルゾンはスタイリッシュなデザインが多く、保温性・機能性のバランスが整っています。
身体を動かす作業現場なら秋冬の季節にブルゾンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
パンツ・タイツ
暖かい作業着と聞くと上半身のみ考えがちですが、パンツ・タイツの防寒もおすすめです。
防寒パンツ・裏起毛タイツを活用すれば、効率よく身体を暖められます。
上半身の動きが制限されたくない方は、パンツ・タイツを検討してみましょう。
現場に最適な暖かい作業着を選ぼう
作業現場やそのときの天気によって最適な作業着は異なります。
寒冷地での作業がわかっている場合には、コートやジャケットのような暖かい作業着を持っておくと安心でしょう。
動きやすさという点では、ブルゾンやパンツ・タイツがおすすめです。
ぜひ、現場に最適な暖かい作業着を選ぶようにしてください。