防寒作業着はジャケットや電熱ウェア、ウィンドブレーカー などさまざまあります。
その中で、ヤッケという言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
ヤッケは防寒作業着として使える反面、使うべきシーンが限られています
そこで今回は、ヤッケについて防寒作業着として活用できるのかを解説しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
ヤッケとは?どのような特徴がある?
ヤッケとは、ドイツ語の”Jacket”が語源となる上着・ウェアを指しています。
現在では、主にアウトドアや作業用の防寒着として使われているのが現状です。
特徴としては、以下のような点があげられます。
・撥水性・防風性のあるフード付き防寒着
・水滴や泥汚れがつきにくく落ちやすい
・通気性が高い素材を使用している
上記の特徴について詳しく解説しますので、ヤッケについての知識を深めていきましょう。
撥水性・防風性のあるフード付き防寒着
ヤッケの特徴を一言で表すなら撥水性・防風性のあるフード付き防寒着です。
ヤッケを着用すれば軽い雨であればはじくことができるでしょう。
また、冷たい風も遮断できるため、ある程度の保温性も期待できます。
フードがついているので、顔を覆っていればさらに寒さをしのぐことができるでしょう。
水滴や泥汚れがつきにくく落ちやすい
撥水性を持っているため、水滴や泥汚れがつきにくく落ちやすい点も特徴です。
特に、泥汚れがつきにくいのは農作業や土木建築作業などの汚れやすい環境下で着用するのにありがたいでしょう。
通気性が高い素材を使用している
ヤッケはナイロンやポリエステルといった素材を使用しているため通気性が高いです。
通気性が高いと、作業中に蒸れを感じにくく快適な着心地を保つことができます。
汗を通過させ雨のような分子の大きい水分は通さない透湿性の高さも有しているので、夏場の突然の雨でも不快感なく作業ができるでしょう。
ヤッケは防寒用作業着としてアリ?ナシ?
ヤッケは防寒用作業として着用するなら、アリなのかナシなのかという点ですが、結論をいうならシーンによってはおすすめな防寒着だといえます。
では次に、ヤッケが防寒用作業着としてアリであるシーン、ナシなシーンをみていきましょう。
軽防寒着として活用するならアリ
雨や風をしのぐ、あるいは少し肌寒いときの対策を目的で着用する軽防寒着としてなら、ヤッケは十分活躍します。
雨にうたれたまま作業をしていると、体温低下によって疲労が増してしまう、不快感が増長されるなどデメリットがあります。
しかし、ヤッケを着用していれば身体・衣類が濡れにくく、体温低下も防げるので一石二鳥です。
寒冷地や冷凍庫内での防寒着には不向き
ヤッケは軽防寒着としておすすめできる一方で、寒冷地や冷凍庫内の防寒着として使用するには不向きです。
ヤッケはさほど保温性が高くないため、気温が極端に低い環境下では寒さをしのぎ切ることができません。
寒冷地や冷凍庫内で作業をする場合は、ダウンジャケットや綿入りのコートなど、保温性の高い素材を用いた防寒着を着用しましょう。
シーンに合わせてヤッケで防寒対策をしよう
ヤッケは撥水性・防風性のある軽防寒着である点を理解してもらえたはずです。
雨や風をしのぐ、肌寒いと感じる気温で使うのに適しています。
ただし、寒冷地や冷凍庫内で使用するには不向きなため、他の防寒アイテムと併用する、保温性の高い防寒着を着用するのがおすすめです。
ぜひシーンに合わせてヤッケを着用し、適切な防寒対策をしてください。